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動脈硬化について

動脈硬化はなぜ起こるのか

動脈は本来、圧力の高い血流を受けており、弾力性のあるものです。ところが、動脈の内膜にコレステロールやカルシウムが沈着したり、動脈壁の筋肉中に弾力のない線維が増えたりすると、硬くなったり、壁が厚くなったりします。これが動脈硬化です。
動脈硬化で血管内膜が厚くなり内径が狭くなると、血液の流れが悪くなり、脳や心臓など、いろいろな臓器の働きが悪くなります。動脈硬化は、体中のどの動 脈でも起こりますが、特に起こりやすいのは、脳動脈、頸動脈、冠状動脈、腎動脈、大腿動脈などです。これらの部位に発生する動脈硬化が脳卒中や心筋梗塞な どの重大な病気につながることも少なくありません。
「人は動脈とともに老いる」とも言われており、血管の健康が私たちの健康を左右します。

動脈硬化が引き起こす病気

日本の高齢者の死因の上位を占めるのはガン、心臓病、そして脳卒中です。
この中で心臓と血管という循環のシステムにかかわる病気、心血管疾患が35%を占め、ガンの死亡者数を上回っています。
私たちの循環のシステムを脅かす心血管疾患。その中で高齢者の死亡の大きな原因となるのが心筋梗塞と脳卒中です。これらをひきおこすのが、動脈硬化です。

動脈硬化の予防に向けて

私たちを突然襲う脳梗塞、心筋梗塞。しかしそこに至るまでには何年もかけて進行する血管の病気、動脈硬化が深くかかわっているのです。


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